こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
so that には①「とても〜なので」、②「〜するために」という意味があります。
一般的には so that 構文という名前で知られていることが多いかと思います。
訳し方が2つあるということは、使われる場面や英文によって意味が変わるということです。
so that をどうやって使い分ければいいのか?例文を交えながらくわしく解説します。
so that ①「とても〜なので」
まず最初は「とても〜なので」という訳で使われる so that を見ていきましょう。
とりあえず例文を見てもらったほうが早いと思うので、いくつか紹介します。
- The textbook was so difficult that everyone couldn’t understand.
- その教科書はとてもむずかしかったので、誰も理解できなかった。
- I’m so tired that I can’t speak a word.
- 私はとても疲れているので、ひとことも話すことができない。
「とても〜なので」と訳す so that 構文は、2つの文に切り分けて考えるとわかりやすいです。
たとえば、The textbook was so difficult that everyone couldn’t understand. という例文なら以下のように2つに分解できます。
- ① The textbook was so difficult.
- その教科書はとても難しかった。
- ② Everyone couldn’t understand.
- 誰も理解できなかった。
1つめの文で so を使って「とてもむずかしいんだよ」と述べます。
そのあと2つめの文で「どのくらいむずかしいの?」という疑問に答えます。
つまり、so 〜 that は 2つの文をつなげる役割があるということです。
ちなみに、so のあとには形容詞か副詞が来ます。例文では difficult という形容詞が来ています。
副詞の場合には slowly や fast などを置いたりできます。
「とても〜なので」と訳す so that のポイントをまとめると以下のようになります。
- ・so のあとには形容詞か副詞が来る
- ・so で述べたあとに、どれくらい?という内容を that 以下で示す
so that ②「〜するために」
2つめは「〜するために」と訳す so that です。
まずは例文からチェックしておきましょう。
- She bought a computer so that she would make videos.
- 彼女は動画を作るためにパソコンを買った。
最初に「パソコンを買った」と述べます。なぜ買ったの?という疑問に対して「動画を作るために」という文を so that 以下で述べています。
so that 以下の文に注目してください。she would make videos. となっています。
ここでは助動詞 will の過去形 would が使われています。なぜ過去形かというと、前半の文 She bought a computer が過去形だからです。つまり、時制の一致が起きています。
例文では過去形になっていますが、以下のように現在形の文をつくることも可能です。
- He goes to a swimming school so that he can swim.
- 彼は泳げるようになるために、水泳教室に通っている。
「なんのために?」という目的を示す so that 以下には助動詞が来ることに注目しましょう。
上記で紹介した例文には、 どちらも would と can という助動詞が入っています。
so that 構文の要点【まとめ】
- ・so that には意味が2つある
- ・「とても〜なので」so + 形容詞 or 副詞 + that 〜
- ・「〜するために」so that + 文
so that はパッと見たときに意味をすぐ理解するのがむずかしい構文です。
そのため、試験問題でもよく出てきます。
とりあえず、ここで紹介した「とても〜なので」と「〜するために」という訳を覚えておいて、文脈に合わせてどっちがしっくり来るかを考えると良いでしょう。
それで上手く解答できなかったり、文章を読めない場合には so that の位置と前後関係をしっかり見て判断するのがベストです。
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