こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
out of one’s way という熟語には「遠回りして」という意味があります。
念のため説明しておくと、one’s には my、your、theirなどの所有格の代名詞が入ります。
これを基本形として覚えておくと、いろいろな英語表現の理解に役立つはず。
たとえば、go out of one’s way〜 は「わざわざ〜する」という意味です。
「遠回りしてまでわざわざ行く」というニュアンスから、「わざわざ〜する」という意味になるわけですね。
実際にどんな使いかたをするのか、例文で見てみましょう。
- He went out of his way to drive my home.
- 彼はわざわざ家まで車で送ってくれた。
- I went out of my way to agree with her opinion.
- 無理をして彼女の意見に合わせた。
ちなみに、英検準1級の過去問でも out of one’s way を使った文章が出題されています。
Because there would be tolls on all of Manhattan’s bridges, it would also discourage people from driving far out of their way to use currently free bridges to the business district.
マンハッタンの橋すべてに通行料がかかることになるので、車で遠回りして現在無料の橋を経由して商業地区に行く気にもならなくなるだろう。
【平成30年 第1回筆記試験より】
前後の文章は省略しているのでちょっと意味が取りづらいとは思いますが、「車で遠回りをする」という表現をするために out of their way が使われていることがわかります。
way を「道」という意味で覚えている人は多いと思います。
ただ、way には「方法」「やり方」という意味もあり、こっちの意味で使われることも多いです。
さらにいうと way には「はるかに」「遠くに」という副詞としての意味もあるので、混乱しやすい。
今回紹介した out of one’s way のように、イディオムとして覚えられるものはしっかり暗記して、文章読解の負担を減らしていきたいところです。
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