こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
これまで紙の本をメインに進めていた英語学習を、Kindleに一本化しました。
今回はKindleで英語学習をするメリットについて解説していきます。あわせて、おすすめのKindle本も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
僕が英語学習をKindleに切り替えた理由
- ① 重たい本を持ち歩かなくてOK
- ② スマホやタブレットが1台あれば良い、という気楽さ
- ③ iPadでノートを取りながら、英語の本を読める
① 重たい本を持ち歩かなくてOK
どの本で英語を勉強するかにもよりますが、英語教材は分厚い本が多い。
だから、手に持って長時間勉強するのはシンドいし、なにより持ち歩くのが大変。
僕は最近、気分転換にいろんな場所で勉強する方法を実践しています。
自宅の部屋での勉強に飽きたらマンションのラウンジに移動してみたり、自分の車の中で勉強してみたり。頑張ってスタバに行くこともあります。
これをすると、集中力が切れたときや眠くなったときでも、場所を変えるだけで復活できるので非常に有効です。
そのとき、重い本を持って移動するのは大変ですよね。1冊だけならまだしも、リスニング本とリーディング本と英文法書と…。考えるだけで気が重くなります。
でも、Kindleにすべての本を集約しておけば、Kindle専用端末やスマホやタブレットを1つ持ち歩くだけですべてが解決します。
勉強していて気が乗らなくなったとき、他の本に切り替えるのもスムーズなので、英語学習の効率も格段に上がるのです。
② スマホやタブレットが1台あれば良い、という気楽さ
じつはKindleだけではなく、アプリでも英語学習をしています。
具体的には、
- ▪ 瞬間英作文アプリ
- ▪ English Grammar in Use
- ▪ POLYGLOTS
という、3つのアプリです。
僕はいつもiPadを使って英語学習をしているのですが、Kindleに英語教材を入れておけば、これらのアプリもあわせて活用することができます。
紙の本だと、アプリを使おうと思ったときに本を閉じて、iPadを開いて…という面倒な動作が発生します。
でも、Kindleと英語アプリ(要するにiPad1台)に集約していれば、すべての教材がシームレスに使えるようになるので大変便利です。
人は「本を開く」とか「スマホアプリを立ち上げる」という動作だけでも意志力(エネルギー)を消費すると言われています。
ムダな動作をなくすことによって、貴重なエネルギーを英語学習に注ぐことができるようになるのです。
③ iPadでノートを取りながら、英語の本を読める
英語学習をしながらノートを取りたいという人も多いと思います。
そんな人にもKindleはおすすめです。
これはiPadなどのタブレット端末を使った方法になるのですが、Kindleで本を開きながらノートアプリを開くことで、一画面ですべての操作をすることができます。
実際の画面はこんな感じです。
これはiPadの「スプリットビュー」という機能です。画面を分割して複数のアプリを立ち上げることができます。
僕は左側にKindleの英語本、右側にノートアプリを開いて、メモをとりながら本を読むことが多いです。
紙の本と紙のノートを使う場合、紙の本を手でおさえつつ、もう片方の手でノートを抑えながらメモを取ることになります。
比較すると、iPadでノートをとることの利便性が際立ちます。


英語学習が劇的に効率化。Kindleの機能が便利
英語学習をするうえで欠かせない作業も、Kindleなら効率化できます。
僕がよく活用しているのは、以下の3つの機能です。
- ▪ 線を引くハイライト機能 + マイノート機能
- ▪ 辞書機能
- ▪ 手書きのメモを取る
ハイライトで線を引く。「マイノート」に自動で抜粋してくれる
本を読みながら重要なところに線を引く。この作業もKindleならできちゃいます(固定レイアウト型の本では利用できません)。
やり方は、気になった行を指でなぞるだけ。そうすると、以下のように黄色い線でラインを引くことができます(色は、青・赤も選べる)。
線を引いておくことで、あとで見返したときに重要だと感じたポイントをチェックしやすくなります。
そして、じつは線を引いた箇所は「マイノート」という、いわば自分用ノートに自動で抜粋されます。
つまり、重要だと思った箇所だけを別のノートにまとめておくことができるのです。
Kindleのマイノート機能を使えば、本を何ページも見返すことなく、線を引いた箇所だけを読むことができるので非常に効率的。
英語学習はもちろんですが、書評記事を書くときにも非常に役立ってます。
わからない英単語は辞書機能ですぐに調べられる
Kindleには、本のなかで使える辞書機能が付いています(固定レイアウト型の本では利用できません)。
使い方は簡単で、調べたい英単語を眺めにタップするだけ。そうすると自動的に辞書が起動します。
「辞書機能を使いたいからKindleで英語を勉強する」という人もいるぐらい便利な機能です。
ちなみに、調べた英単語を暗記カードとして登録すれば、自分だけの英単語帳をつくることもできます。これはKindleに付いている「フラッシュカード」という機能です。

単語だけでなく、文を入れて英作文に使うのもアリ
正直あまり使い勝手は良くないのですが、Kindleで覚えた英単語をまとめておくのには便利な機能だと思います。
Kindleで手書きメモをとる方法
英語学習するときは、和訳を書いたり、文法で気づいたことを書いておきたいですよね。
Kindleはそのままだと手書きメモを直接書き込むことができません。
でも、ちょっとした裏技(?)を使えば、誰でもすぐにKindleに手書きメモが書けます。
それはスクショ(スクリーンショット)を使った方法です。
Kindleアプリでメモをとりたいページを開いた状態にして、スクショを撮ります。
そうすると、そこにペンやマーカーなどで自由に文字が書けるようになるので、メモを取ったら画像として保存するだけです。
少々手間はかかりますが、「電子書籍=手書きメモが取れない」というのは間違いで、意外と快適に手書きメモが取れるのでおすすめ。
ちなみに、僕はiPad Pro と Apple Pencilを使っていて、ほぼ紙で書いているのと大差のない快適な書き心地を実現しています。

Kindleでの英語学習にも欠点がある
- ▪ 電子書籍化されてない本は読めない
- ▪ 目次や索引からページを読みたいときはちょっと不便
電子書籍化されてない本は読めない
当然ながら、電子化されてない本は読めません。
「この教材に決めた!」と思ったKindleストアで探しても電子化されてなくてガッカリ…という経験を僕は何度もしてきました。
これは僕の感覚ですが、英語の本は一般的な書籍よりも電子化されてない印象です。
特に、学生向けの参考書は電子化されてないことがほとんどで、僕の好きな『ドラゴンイングリッシュ』や『Evergreen』(旧:Forest)などは電子化されてません。
わざわざ自炊したり電子化を代行してもらうのは面倒なので、Kindleで英語学習するのであれば電子化された本の中から選ばなければいけないというデメリットがあります。
目次や索引から、目的のページを探すときはちょっと不便
たとえば、「would の用法を調べたい」と思ったとき、紙の本なら目次や索引から特定のページを直感的に探すことができます。
一方のKindleは、「用語検索」「目次から選ぶ」という2種類で目的のページを探すことになります。
たとえばKindleでは would と検索すれば、該当するページが一覧で表示されます。
こう聞くとKindleのほうが便利そうですが、あまり使い勝手がよくありません。
また、パラパラと流し読みをしたいときはKindleよりも紙の本のほうが読みやすいです。
Kindleで読むのにおすすめの英語本
- ▪ 100語で伝わる 魔法の英単語ランキング
- ▪ 難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
- ▪ Enjoy Simple English
- ▪ 英作文のための和訳・英訳トレーニング 100題
ちなみに、ここでは紹介していませんが洋書の多読にもKindleは最適です。
▷ 洋書初心者が選ぶべき本はコレ!おすすめ洋書7冊と「挫折しない洋書の読み方」
辞書機能が使えるというメリットもありますが、日本で手に入れにくい洋書が圧倒的に買いやすくなるというのが最大の魅力でしょう。
英語学習や英語多読を効率化したい人に、ぜひKindleをおすすめしたいと思います。
ちなみに、KindleにはKindle Unlimitedという読み放題サービスがあって、英語学習の教材が非常に豊富です。
さらに、洋書を含めた本が200万冊以上も読み放題なので、正直使わないのがもったいないくらいおすすめです。