こんにちは、アユム [ @kot_book ] です。
英語の勉強をしたくても、勉強の仕方がわからない人は多いと思います。
世の中にはいろいろな教材がありますし、そもそも何から手をつけていいのかわからないですよね。
今回は「誰でも簡単に」をコンセプトに、効果的な英語勉強法についてくわしくご紹介します。
「何のために英語を学ぶのか?」を決めよう
具体的な勉強の仕方の前に、まずは自分が英語を勉強する目的をハッキリさせておきましょう。なぜなら、英語の勉強は「目的」を決めてから始めたほうが断然効果が出るし、身につくのも早くなるからです。
まずは「なぜ英語を学ぶのか?」という理由を自分なりに決めることから始めましょう。
人によって英語を勉強する理由はさまざまだと思います。
たとえば、
- ・仕事で必要(TOEIC含む)
- ・志望校、志望大学に合格したい
- ・留学を考えている
- ・海外旅行に行きたい
- ・洋楽、洋画を視聴したい
- ・外国人観光客を案内したい
- ・特に目的はないけど、なんとなく勉強しときたい
- … etc
こんな感じで、英語の勉強ひとつとってもいろいろな角度から理由を見つけることができます。
「特に明確な目的はないけど、なんとなく英語はやっておきたい」というのも立派な理由だと思います。かくいう僕も、仕事や日常生活で特に英語を使うわけではないのですが「なんとなく英語は使えるほうがいいだろう」という理由で勉強を始めました。
英語を学ぶ目的を決めるメリット
英語を勉強する目的が大事な理由は2つあります。
- ① 目的が決まると、最適な英語の勉強法が決まる
- ② 英語を勉強するモチベーションが継続しやすい
英語の勉強といっても、どんな場面で使うか?誰とやり取りするか?などによって勉強方法が変わってきます。
もちろん、いろんな場面で通用するように広い範囲で勉強するのもいいですが、それよりは自分が英語を使う場面を想定して勉強を進めたほうがやる気も出るし、上達スピードも早まります。
また、目的意識を持つと「◯◯のために英語をがんばるぞ」というモチベーションが生まれるメリットがあります。
英語の勉強には終わりがないので、結局のところ「やる気が続くかどうか」が生命線だったりします。やる気を保つためにも、英語を学ぶ目的を持つことは大切というわけです。
ちなみに、僕のように特に目的もなく「なんとなく英語は使えるほうがいいだろう」という人でも、英文記事を読んだり、洋楽のMVを見たり、洋画を見たりして、日常的に英語に触れる機会をつくることでモチベーションはキープできます。
どんな小さなことでもいいので、日常のなかで英語に触れる機会をつくるのがおすすめです。

完全な初心者は英文法から学ぼう
英語の勉強の仕方は、その人の英語レベルによって変わってきます。
完全な初心者(be動詞がわからないレベル)の場合、まずは最低限の英文法を学ぶところから始めましょう。
英語学習において「英文法なんてやる必要ない」とか「時間の無駄」という声が少なからずありませすが、それはまったくの誤りです。むしろ英文法をやるのが面倒で逃げたいと思っている人の意見なので、惑わされてはいけません。
むしろ、最低限の英文法を学んでからでないと、勉強が非効率になるし、理解度も浅くなるので時間がかかります。
それよりは、多少面倒でも時間を割いて文法を勉強してしまったほうが、結果的に早く英語を身につけることができます。
気になるのは「どんな教材で英文法を学ぶか?」ですよね。じつをいうと、英文法の勉強には”定番書”があって、それを読んでおけば間違いありません。
特に僕がおすすめしたいのが、以下の3冊です(いずれか1冊をやればOKです)。
『Evergreen』と『一億人の英文法』は英文法の解説書における定番で、どちらも解説が非常にわかりやすいのが特徴です。『一億人の英文法』のほうは口語体で書かれていたり、著者のクセが良い意味で強いので、『Evergreen』のほうが万人向けです。
ただし、どちらの本も少々分厚いので、自分がわからないポイントだけを参照するという使い方をしたほうがいいかもしれません。
『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。』はその名のとおり、中学校3年間の英語を1冊で学ぶことができる良書です。問題演習もあるので、学んだ知識を実際にアウトプットできます。
どの本も非常に優れていますので、一度読んでみて、自分に合う英文法書を選んでみてください。
ちなみに、少しレベルアップしたら “English Grammar in Use”という英語で書かれた英文法書もおすすめです(アプリもあります)。

やるべきトレーニングは「音読+シャドーイング」
最低限の英文法を身につけたら、次のステップに進みましょう。やるべきことは「音読+シャドーイング」です。
英語の音読というと「学校の授業でもやったつまらないもの」というイメージがあるかもしれませんが、実際は英語スキルを伸ばすのに非常に効果的なトレーニングです。
音読をすることで「発音」「スピーキング」「リスニング」「リーディング」といった能力を満遍なく鍛えることができます。
シャドーイングというのは、お手本の音声を再生して、それに少し遅れて付いて発音するというもの(影のようについていくから「シャドーイング」と呼ばれます)。これも非常に効果があります。
幸いなことに、英語の勉強の仕方がわからない人にうってつけの本があります。それは『英会話 ぜったい音読』という本です。
この本はまさしく英語の音読のために作られた本で、やさしい英文を音読することで英語力をアップさせることができます。
僕は英語を勉強しはじめたころ、ずっとこの本を繰り返しやっていました。この本と出会えたことで、英語力が格段に伸びたといっても過言ではありません。
他にも英語の音読向け本はたくさんありますので、本屋に行って探してみるといいかもしれません。いずれにせよ、英語の音読+シャドーイングは効果抜群です。英語の勉強法がわからない人はぜひ試してみてください。
以下の記事では音読におすすめの教材、音読をおすすめする理由についてくわしく解説しています。


英単語帳は1冊に絞って何度もやる

実際に使ってた英単語帳。付箋で範囲を区切って何周もやった
英語の勉強をするうえで、英単語の勉強は避けて通れません。とはいえ、どの英単語帳を選ぶか?についてはやはり疑問が浮かぶと思います。
結論からいうと、英単語帳は1冊を繰り返し何度もやればOKです。ただし、どの本でも良いわけではありません。自分自身が「この本をやりきれば、英語力は伸びるんだ」と信頼できる本を選ぶべきです。
なぜかというと、英語学習を長く続けていると「本当にこの本で大丈夫だろうか?他の本を買ったほうがいいかな?」という不安が襲ってくるからです。
そして、その不安に負けて他の本を買ってしまうと、結局また同じ不安に襲われて負のループが続いてしまいます。
ですから、最初に「これを信じてやりきろう」という1冊を決めて、それを何周もやるのが本当に効果のある英単語学習です。
肝心の「おすすめの英単語帳」ですが、これは一択でして『DUO』を選びましょう。
『DUO』は多くの英語学習者が選ぶ英単語帳のひとつで、僕はこの本を5周しました(すごい人は20周とか30周とかしてます)。
僕がここまで『DUO』をやりきれたのは、「この本さえやればいいんだ」という信頼があったからです。

「いきなり英会話をやる」のは時間の浪費
「英語の勉強の仕方がわからないから、とりあえず英会話やっちゃおう」という人が一定数存在しますが、これはまったくおすすめできません。
なぜなら、英文法がわからず、リスニングもスピーキングもできない状態で英会話をやっても、なにも理解できないからです。もちろん、自分から発信することはむずかしいでしょう。
いきなり英会話をやってしまうと、
- ・何も話すことができず、自信を喪失する
- ・なんとなくやった気になって高揚するけど、英語力は身についてない
というデメリットしかありません。
ですから、いきなり英会話を始めるのではなく、まずはさきほど説明した「最低限の英文法」と「音読+シャドーイング」をやりましょう。
これらのトレーニングをしていると「英語で言いたいことはわかっているんだけど言葉が出てこない」という状態から「スラスラと英語が口をついて出てくる」という状態に変化していきます。
また、英会話を志すのであれば、上記のトレーニングに加えて瞬間英作文もやったほうが良いでしょう。

一番おすすめの英語勉強法は「アプリ」
具体的な勉強の仕方と教材について見てきましたが、僕は最近、勉強のほとんどをアプリでやっています。
「英語の勉強 = 市販の本」というイメージを持つ人も多いと思いますが、最近は優秀なスマホアプリが続々登場しています。
アプリで英語を勉強するメリットはけっこう多くて、
- ・スマホひとつで勉強できる
- ・外出先(電車やカフェ)でも気軽にできる
- ・ゲーム感覚で楽しい
といった利点があります。
アプリならスマホひとつで勉強できるので本を持ち歩く必要がなく、外出先でも手軽に勉強ができます。地味に思われがちですが、スキマ時間の5分だけでも積み重なると大きな勉強時間になったりします。
また、アプリだとゲーム感覚で勉強ができるというメリットもあります。もちろん、ゲーム感覚だからといって内容が薄いということも一切なく、本と同等かそれ以上の効果があると思います。
本だと文字を読んで理解してというインプット中心の勉強になりがちですが、アプリだとスマホに入力したり発音を録音したりもできるので、アウトプット学習も可能になります。
勉強の仕方がわからなくて悩んでいる人は、このあと紹介するスタディサプリENGLISHをぜひ使ってみてください。

まずはスタディサプリENGLISHがおすすめ
僕はこれまで長い期間、ずっと参考書で英語を勉強してきました。本には本の良さがありますが、スタディサプリENGLISHというアプリに出会ってからは本では勉強していません。
スタディサプリENGLISHはアプリ1つで英語の4技能を伸ばすことができます。つまり、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングという本来は別々で勉強が必要なものを、1つのアプリで完結させられるということです。
それを可能にしているのは、ディクテーション(書き取り)とシャドーイングです。
ディクテーションは聞こえてきた英文を書き取る練習、シャドーイングは再生される音声に少しだけ遅れて付いて発音することです。
これらの練習は英語の基本能力を底上げしてくれるトレーニングで非常に効果があります。
さらにいうと、スタディサプリENGLISHは有名講師による解説動画も視聴できるので、文法について細かい説明も受けられます。

英語を勉強していると「これってどう訳せばいいの?どんな文法?」と悩むことが多々あります。動画があれば、そういった悩みもすぐに解消できるので心強いです。
また、英単語のトレーニングもアプリ内にあるので、単語力に本当にすべての英語学習が1つのアプリで完結してしまいます。
ですから、英語の勉強の仕方がわからないと悩んでいる人は、ひとまずスタディサプリENGLISHをやっておけば問題ありません。
ちなみに、スタディサプリENGLISHには3つのコースがあります。トレーニング内容は同じですが、学ぶ英単語や表現が違ってきますので、自分の目的に合わせて選んでみてください。
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